当院の特徴

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当院の特徴は、私が考案した「白石法」という一連の手術法にあります。

背骨の中には脊髄(せきずい)という神経の本幹が通るトンネルがあり、それを脊柱管(せきちゅうかん)と呼びます。
脊髄が何らかの原因で圧迫されると神経にまつわる様々な症状が出現します。
脊椎外科の歴史は、手術によって脊髄を傷つけることなく、脊柱管をいかにして安全かつ確実に広げて脊髄の圧迫を解除するか、という視点から出発しました(脊髄除圧術)。

実際の脊髄除圧術は大きく分けて2つの要素に分かれています。まず、人の背中から脊柱管に到達するまでを進入法(アプローチ)と言い、脊柱管を広げる処置を椎弓形成術と呼びます。
従来の進入法では背骨を動かし姿勢を保つのに必要不可欠な筋肉の損傷がとても大きかったので、私は筋肉を傷つけない新しいアプローチを考案しました(詳細は後述)。

一方、脊柱管を広げる際に、従来法である椎弓形成術は、上下につながる背骨の脊柱管を連続的にいくつも広げます。しかも、幅広く脊柱管を広げるために、椎間関節まで削ります。これに対し、私は関節を完全に温存しつつ、骨の切除を最小限にしながら脊柱管を最大限に広げる方法を考案しました(詳細は後述)。
脊柱管をせばめて脊髄を圧迫しているものは、例えば悪性腫瘍のように邪魔者として取ってしまえるものではなく、本来は人の体に所定の役割を果たしていた骨、関節、靭帯などです。ですから、背骨の機能を残しながら脊柱管を広げるには、何をどれだけ取ればよいのか、という問いかけは、脊椎外科にとって一大命題であり、激しい論争が繰り広げられてしかるべきところなのです。しかしこの論争は椎弓形成術が従来法として確立した時点で一旦終結し、そこから20年以上、根本的な改良が加えられずに今現在も行われています。

私はスキップラミネクトミーをはじめ、従来の手術法を改良したテクニックを提唱してきましたが、今ではこれらのテクニックは画期的な方法として広く国内外の学会で受け入れられています。

真の低侵襲手術とは何か。最小侵襲で最大効果を上げる。それが白石法の神髄なのです。