症例

cases

52歳女性の例

頸椎後縦靭帯骨化症のベトナム人患者さん52歳女性が私の手術を受けました。

両下肢の脱力と歩行不安定、左腕から手にかけての痛みとしびれで9月3日にクリニックを受診されました。
ベトナムの脊椎外科医からは、
「すでに首がストレートよりも前に曲がっているので、後方から手術をするとさらに首が前に垂れ下がる。だから金具を首に入れて後ろから固定しなければならない。」
と言われたそうです。

怖くなったので、知人友人に聞いたり、インターネットを調べたりしたところ、首の後ろの筋肉を傷つけない方法なら、後ろから手術しても首が前に垂れ下がりにくいことを知って、私のクリニックを受診されたそうです。

9月7日に頸椎の後方除圧術を行いました。

翌朝から首の固定装具などは着けずに離床しました。歩行は安定し、腕のしびれや痛みはほとんど消失したため、術後7日目の9月14日に退院し、17日には帰国されました。

左の図は術前の頸椎MRIです。赤丸の中で脊髄が圧迫され、つぶれています。
右は術後5日しか経っていないMRIにもかかわらず、術前はつぶれていた脊髄は膨らみ、圧迫が取れたことがわかります。時間が経てばさらに圧迫が取れていくので、再診を予定している11月のMRIが楽しみです。

次は退院の日に患者さんの娘さんが撮ってくれた写真です。元気そうで、とても首を手術した人には見えません。