院長コラム
column
ベトナムでの招待講演について
昨年2025年11月、招待講演でベトナムに行ってきました。
私はベトナムの脊椎外科医達に個人的にも支援を行っているので、これまで何度もこの国を訪れています。
今回は、メコンデルタ地帯のカントという町に行きましたが、とても美しい所でした。
ベトナム人の医師は勤勉で手先が器用という点で、日本人と似ているような気がします。
そして彼らは私の手術法を評価し、歓迎して受け入れてくれている。
それは値段の高い金属を使用せず、それ以上の成果を技術で生み出すことができるという点に魅力を感じているのだと思います。
振り返って日本では値段に関わらず最高の医療を提供できる環境がある。
これは日本人にとって、とても幸せなことです。
ひとつ時々勘違いされますが、私も全症例で全く金属を入れるなと言っているわけではない。
必要な場合はあるし、そういう症例では私も使います。
ただ多くの症例で私の手術法を使えば金属は入れる必要が無くなる。
しかも入れたことによって起こる不具合も実際にはあるのです。
ヨーロッパでは私の手術法を広めるために、国家的なプロジェクトが進められています。
ただ、アメリカ人の医師たちは非常に良い手術法だと言ってくれるが、金属を入れることをやめようとはしない。
高い物を使用することで単純にお金が儲かるほうがいいと考えているし、彼らの価値観ではそうなるのが必然です。
国の事情によって、また国民性によって違いますが、それを乗り越えたコンセンサスとして国際学会があります。



