症例

cases

53歳女性 プロゴルファー

本日、頚椎症性脊髄症で約1年前に私の手術を受けた山﨑清枝(やまざき きよえ)プロが再診されました。

手術を受ける前の彼女は、パッティングを構えてもあまり入る予感がしなかったそうです。
手術後のある日、彼女のお師匠さんとラウンドした際、お師匠さんから「パッティングが明らかに良くなった」と言われそうです。

原因は首と頭の姿勢と位置にあったようです。
手術前は、首を後ろに反らすと両手にしびれが走るため、パッティングでは正しい姿勢が取りにくかったのですが、手術後は首を自由に反らせるようになって不安がなくなり、正しい構えで打てるようになりました。
その結果、自分が想定したボールの転がるライン上にパターヘッドを合わせやすくなったということです。

プロゴルフはパッティングの良し悪しで勝敗が決まります。
頚椎症性脊髄症や頚部脊柱管狭窄症などの手術には、痛み、しびれ、脱力などの神経症状をとるだけでなく、首の自然な動きや姿勢を取り戻してあげることも不可欠なのだと実感しました。

白石脊椎クリニック院長と52歳プロゴルファー画像

白石脊椎クリニック患者のmri画像

左の図は椎MRIです。

首を後ろに反らすと脊髄の圧迫(赤丸内)が強くなって両手がしびれるため、首の姿勢をまっすぐにして検査を受けています。
右は後1年のMRIです。脊髄の圧迫がとれ(赤丸内)、首を自由にそらすことができるようになったため、自然な首のカーブ(前側に凸)と動きを取り戻せました。

彼女のように、手術前すでにストレートな首に通常の頚椎椎弓形成術、あるいは脊柱管拡大術を行うと、しばしば首のカーブが逆転して後弯(後ろ側に凸)になってしまうことがあります。(院長のブログ:首の骨のカーブ あるべき自然な形 その1、その2を参照してください